治療期間が長いといわれる矯正治療ですが、治療期間は歯並びやお口の中の状態、あるいはクリニックの治療方針などにより、大きく変わってきます。また、歯の動き具合によっては、治療期間が長びくケースもあります。
なぜ、矯正治療は時間がかかるの?
理 由 1:歯の移動量はごくわずかのため
矯正治療は、歯の動くサイクルに合わせて、約3〜4週間に一度、調整をします。その間に歯が移動する量は、1mm程度とごくわずかなのです。早く動かそうと強い力をかけてしまうと、歯や骨にダメージを与えるため、時間をかけて治療を行います。
理 由 2:歯を動かした状態をキープするにはメンテナンス(保定期間)が必要なため
矯正治療(保定期間)には、2つのステップがあり、歯を動かす治療(動的期間)と動いた歯の状態をキープするメンテナンス治療があります。メンテナンス治療を怠ってしまうと、治療を始めた時の歯の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こり、今までの頑張りが水の泡になってしまいます。矯正治療に時間がかかるのは、このメンテナンス期間も含めているためです。
矯正治療にかかる期間と通院頻度の目安(大人の場合)
<治療の期間>
■期間
非抜歯(歯を抜かない場合)1年半〜2年
抜歯(歯を抜く場合)2年半〜3年
■通院頻度
1ヶ月に1回
<保定の期間>
■期間
2年〜
■通院頻度
1か月に1回から2、3,6、12か月に1回とあけて行きます。
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